G.P. Brinson et al.が年金ファンドの運用パフォーマンスを比較して、資産運用のリターンに影響を与える要素がなんなのかを調べています。
その結果、資産配分による影響がほとんどで、銘柄選択や投資タイミングなどが運用結果に与える影響は少ないことがわかっています。
また、Vanguardも同様の研究を行っていますが、資産配分が運用結果に与える影響が77%で、銘柄選択や投資タイミングの影響は小さいことが同じくわかっています。
つまり、アセットアロケーションが資産運用のリターンの約8割を決めてしまうということです。
私もそうでしたが、投資を始めたばかりのころは、どの銘柄を買うかを悩んだり、できるだけ安く買って高く売ろうとタイミングをはかることに時間を費やしてしまうものですが、銘柄選択や投資タイミングは運用結果の20%弱にしか影響を与えませんので、これらに多くの時間を費やすのは効率的ではないようです。
これらは資産配分について十分検討したあとに、さらにリターンを追及する際に考慮すればよいことで、最も時間を割いて検討すべきなのはアセットアロケーションです。
アセットアロケーションの重要性は市場でも十分に認識されていて、年金基金や機関投資家、富裕層が資産運用をまかせるプライベートバンキングなどではアセットアロケーションの考え方をベースに運用を行っているようです。
個人投資家の間にも今後さらに普及していくのではないかと思っています。
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